【コラム】“ネット先進国”韓国の若者がなぜ壁新聞に引きこまれたのか(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.01.30 16:30
過去10年間、韓国はインターネット先進国として知られた。世界で最初に超高速ブロードバンド加入が大衆化した人口5000万人のこの国は「世界でインターネットが最も速い国」として通じる。韓国の「模倣者(模倣速度も速い)」イメージにもかかわらず、韓国はインターネット革新においては多くの分野でリードしてきた。セロムという企業はスカイプ設立の3年前に「ダイヤルパッド」というサービスを作った。フェイスブックの前にはサイワールドがあった。
韓国インターネットマニア層がもたらした最も深層的な効果は、経済ではなく政治に見ることができる。2002年に盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領候補がインターネットファンクラブ「ノサモ(盧武鉉を愛する会)」に後押しされ、ライバルの李会昌(イ・フェチャン)候補をわずかな差で退けたことは有名だ。盧元大統領が当選後まず最初に、「市民ジャーナリズム」として胎動したオーマイニュースのインタビューに応じたのは、それほど驚くことではない。