ＡＦＴＥＲＳＣＨＯＯＬのユイ（２６、本名キム・ユジン）が整形外科の医者を相手取った訴訟で勝訴した。

ソウル中央地方裁判所民事２１単独のミョン・ジェグォン判事は２６日、「医者のＣはユイに３００万ウォン（約２９万円）を慰謝料名目で支給せよ」とし、原告の一部勝訴判決を下した。

整形外科院長のＣは病院ＰＲのためにブログを運営しながら整形手術に関連するコメント等を掲示した。２０１２年７月に病院ＰＲブログに「ユイ・ダイエット」として、「デビュー当時のユイさんは確かに美しかったが、太ももとお腹のぜい肉が惜しいです」等のコメントとともに、ユイの顔や太ももが露出した写真を掲載した。

Ｃは所属事務所側の抗議を受けて１カ月後にこの掲示コメントを削除した。しかしユイ側はその後、同病院を相手取り２０００万ウォンの損害賠償訴訟を起こした。

ミョン判事は「Ｃは低費用でも高い広告効果のあるブログを運営してきたと見られ、広告効果のために大衆に広く知られているユイに言及して写真を掲載することによって、ブログの露出頻度を高めようと意図したと思われる」とし、「ブログに掲載したユイの写真がすでに公開されていた写真でも、ユイがこの写真をＣの病院ＰＲに使用を許可したと見ることはできない。ユイの名誉毀損とは別に、パブリシティー権が侵害されたと認められる」と明かした。

ただ、裁判所はブログに掲載された掲示物がユイを印刷広告モデルとして前面に押し出したものではなくすでに公開された写真を利用していた点と、パブリシティ権侵害にともなう損害賠償の責任が最近になってようやく裁判所判決認定を受け始めたばかりで、ネットユーザーの間では芸能人の写真無断使用に対する違法性認識が依然として不足している過渡期にある点などを考慮して賠償額を３００万ウォンとした。