<個人情報流出>韓国経済副首相「責任を問う国民は愚か」…“ガチョウ羽毛”発言に続く最悪のタイミング
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.01.24 09:19
セヌリ党が経済トップの発言に困惑している。「消費者は情報提供に同意しなかったのか」として、個人情報の流出の責任を国民に転嫁した玄オ錫(ヒョン・オソク)経済副首相の発言が政治争点になりかねないためだ。玄副首相は特に金融当局の責任を問うことについて「愚かだ」という話までした。ややもすると6月の地方選挙を控えて民心離反を呼び起こしかねないという心配をしないわけにはいかない状況になった。
それでセヌリ党は異例に玄副首相を強く批判した。李恵勲(イ・ヘフン)最高委員は23日、党最高委員会議で「当局に責任がないという言葉に納得する人はいない」として「聞く人の耳を疑わせるような発言であり、国民を無視したごう慢な発想」と話した。沈在哲(シム・ジェチョル)最高委員も「情報提供に同意しなければサービスを受けられないという現実も知らない情けない発言であり、国民の心の傷に塩を塗り込むような発言」としながら玄副首相の謝罪を促した。兪奇濬(ユ・ギジュン)最高委員は「一言で言えば、世論の悪化を招いた状況」としながら「未熟な政務感覚が残念だ」とした。党内では「趙源東(チョ・ウォンドン)大統領府経済首席のガチョウ羽毛に続く最悪のタイミング」という話も出てきた。趙首席は昨年、税制改編案の発表直後に「ガチョウが苦痛を感じないよう羽毛をそっと抜くような形で年に税金16万ウォン(約1万5300円)程度は多く出しても大丈夫ではないか」と述べて批判を受けた。