【社説】韓国金融の恥さらしな素顔、情報の違法取引
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.01.21 15:47
最近発生した最悪の金融情報流出騒動は、韓国金融の素顔をそのままさらけ出した。ひと口で言えば、恥ずかしいほどだ。金融会社は本分を忘れてしまった。「顧客の財産と情報を信義・誠実の原則のもとで守る」という金融の基本は全く守られなかった。粗末な管理はもちろんのこと、顧客情報を活用して一銭でも稼ぐ工夫だけに汲々としていた。問題が勃発した後の責任の押し付けと、手遅れになってから騒ぐ対応は、こちらが赤面するほどだ。
金融監督当局の責任も大きい。これまで監督当局は個人情報の流出に寛容で安易に対処してきた。昨年、シティ銀行・SC銀行など外国系銀行はもちろん、貯蓄銀行や保険会社で数年前から情報流出事件が絶えず起きていたが処罰は生ぬるいものだった。顧客情報を守ることが出来なかった金融会社に対する処罰が「機関注意」の警告状と過怠金600万ウォン(約59万円)程度がすべてというのは話になるだろうか。