これからは北朝鮮の人権だ(1)…北住民の心をつかむのが南北和合の第一歩
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.01.16 10:29
「北朝鮮の青少年には学ぶことよりも、きょう食べるものを探すことが優先です。このように自由を奪われ自尊感が不足したまま暮らしていて突然統一され韓国の人たちと会えば溝ができそうです。その時北朝鮮住民が『私の息子が飢えて死んだ時、あなたたちは何をしていたのか』と尋ねたらどうするのですか?」
14日に延世(ヨンセ)大学で開かれたヒューマンリバティーセンター創立式で会ったキム・ミンジェ(仮名)君は記者にこのように尋ねた。今年高校2年生のキム君は北朝鮮で生まれ育った脱北者出身だ。まだ北朝鮮で生活していた時の記憶は鮮明だ。そんなキム君に、「北朝鮮住民を韓国の住民だと考える国民意識の改善が重要だ」という討論者の発言はむなしく聞こえるだけだ。キム君は「(統一後のために)いまから何か(準備)しなければならないのではないか」ともどかしそうにした。