日本の動物作家・遠藤氏、韓国最後のヒョウを追跡(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.01.09 14:14
韓国が産業化の真っただ中にいた1973年8月。韓半島(朝鮮半島)最後のヒョウは、ソウルの昌慶苑にあった狭い檻の中で静かに息を引きとった。蒸し暑さによる循環器障害が彼を襲った。猛獣専門家がろくにいなかった時期だ。鋭い足の爪と牙が恐ろしくて、誰も治療のために近づくことができなかったという。
それから12年が過ぎた85年2月。韓国のヒョウの最後を追跡に出た人がいた。韓国人よりも韓国の動物が好きな日本人、動物作家の遠藤公男氏(81)だった。遠藤氏は「淡黄光の体に白い胸、背中とわき腹に黒く彫られた梅の花の模様が私を魅惑した」として「この美しくて危険な動物が、どのように消えていったのかをどうしても確かめたかった」と話した。