【社説】寛容・安全はOECD最下位、他人への配慮が足りない韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.01.09 13:14
持続可能な発展を支える3つの軸は経済・環境・社会だ。国際社会で1人あたりの国民所得や国民総生産が高いからといって、先進国扱いを受けるわけではない。経済成長をしながらも階層・世代・領域間で調和しなければならず、環境の質も改善してこそ、本当の先進国になることができる。こうした面で、最近パク・ミョンホ韓国外国語大経済学科教授が発表した「指標を活用した韓国の経済社会発展研究」の結果は、韓国社会に大きな警鐘を鳴らしている。成長動力・社会統合・環境の3つの分野に分け、分野別の国家順位をつけたのだ。
研究の結果、韓国の成長動力は経済協力開発機構(OECD)31カ国のうち13位と、中位圏だった。2000年代に入り成長の勢いはやや弱まったものの、他の加盟国に比べるとまだ良好な成果を出している。半面、社会統合の順位は24位、環境は25位と、下位にとどまっている。経済に比べ環境と社会のレベルが低い、不安定な構造をしているということだ。さらに環境分野の場合、レベルは低い方だが、改善ペースは速かった。しかし社会統合分野は平均より低く、改善のペースも遅かった。