【コラム】報告書大統領、オウム長官ではいけない=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.01.08 14:50
朴槿恵(パク・クネ)大統領の集中力は生きていた。就任後10カ月ぶりの記者会見で大統領は2つの太い柱を示した。1つは経済革新3カ年計画、もう1つは韓半島(朝鮮半島)統一基盤の構築だった。国民所得4万ドル・雇用率70%・潜在成長率4%という具体的目標を提示した3カ年計画は、創造経済のあいまい性をみごとに吹き飛ばしてしまった。内需を生かすために規制総量制を導入して規制改革長官会議を設けて直接取り組むといった。具体的な目標に情熱を傾けて勝負をかける朴槿恵スタイルが復活した。離散家族の対面を前面に出した韓半島統一基盤の構築も、岐路に立った南北関係を前向きに導くという意志を見せたのだ。
経済革新計画の期限を3年に決めたのが印象的だ。残った任期は4年だが、最後の1年は国政運営の動力が落ちると判断したのだ。認めたくない現実を受け入れるクールさは、手ごわい挑戦の過程で良い武器となるだろう。