韓露パイプラインが経済国益の突破口…「北朝鮮の答えを待っていれば時期逃す」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.01.03 11:03
鉄原郡の鄭鎬祚(チョン・ホジョ)郡守は「南北が原則と信頼に基づき境界地域を積極的に活用しなければ、南北経済協力および“グリーンデタント”は非常に難しい」とし「開城工業団地閉鎖による問題点を解消できる新しい南北工業団地の建設は、中小企業と大企業の経済活性化にも新たな転機をもたらすだろう」と強調した。
もちろん政府の決断は容易でない。ソウル大統一平和研究院のチャン・ヨンソク専任研究員は「北制裁措置を取ること以上に、措置の解除は国内政治的に難しいかもしれない」とし「しかしいつまでも対決的な対北世論を背に南北関係を閉鎖しておくことができるのか、それが国益にプラスになるのか、冷静に考える必要がある」と述べた。対北朝鮮事業の経験がある大企業のある役員も「朴槿恵政権の基調が現在のまま維持されれば、北の譲歩を待って5年間、南北関係の進展を期待しにくい場合もある」と予想した。