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文明中心の東アジアへ…韓国、精神・物質的な大飛躍が必要(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.20 15:29
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◆中国「新天下主義」で米国に挑戦

辛正承=東アジア諸国が経済成長で自信を持ち、各国ともに排他的民族主義が問題だ。スマートフォンとインターネットの発達で情報の洪水時代を迎えたが、根拠のない噂が広がり、外国人嫌悪現象も生じている。真のアジア時代のためには、アジア人が開かれた心でお互いを理解して尊重することができるよう、民間交流と政府間公共外交努力が強化されなければいけない。

 
司会=中国は「新天下主義」という新しい世界観を国際社会に提示している。中国の文化的伝統から普遍的価値を取り出し、これを世界文明の普遍価値と調和・融合させるということだ。中国は特に軍事的な側面で米国に相当な挑戦をしている。

裵明福=東アジアは大陸的特性と海洋的特性が共存するところだ。東アジアは海洋勢力と大陸勢力が衝突する地政学的な脆弱性を持って生まれた。アジア時代を開くには、必ず地政学的な脆弱性の問題を克服しなければならない。日中が尖閣諸島(中国名・釣魚島)領有権問題で状況を冷静に管理できなければ、願わない時期に願わない戦争で東アジア全体の運命に灰をまく致命的な結果を招くだろう。日中が何よりも武力を使用しないという「武力不行使原則」に合意しなければいけない。歴史や過去の問題など20世紀の遺産を清算し、韓半島(朝鮮半島)の分断を克服することが必須だ。

辛正承=国際社会は中国の浮上をアジア時代と同一視する。最近のアジア周辺状況を見ると、アジア時代の展望は明るいことばかりではない。中国は「2つの百年目標」を強調する。中国共産党創党100周年となる2021年、そして中華人民国建国100周年となる2049年の達成を目的に国家目標を樹立した。このため中国は対外的に平和発展の道を進むと話す。同時に中国は自国の核心利益は譲歩せず守ろうとするだろう。中国の国防費は毎年2けた増加している。

◆仏教・キリスト教が共存する韓国の役割が重要

司会=韓国は準備ができているのか。

李承哲=平和が非常に重要だ。開城(ケソン)工業団地は大企業の進出が制限的であるため、同じ工業団地を坡州(パジュ)に造成しよう。開城工業団地をベッドタウンとして、北の労働者が開城で寝て、坡州に出勤する形で工業団地を運営すれば、大企業の投資が大きく増えるだろう。韓半島の平和を維持し、フランスのような観光産業、ドイツのような製造業を通じて富国強兵をし、アジア時代を主導するべきだ。

裵明福=日中とは違い韓国は仏教とキリスト教の比率がほぼ同じ国だ。韓国では東洋と西洋の価値が相互作用して融合し、韓国的な特性の新しい価値を創出してきた。K-POPと韓流ドラマが人気を得た背景だ。アジア時代には韓国の文明史的な役割が非常に重要だ。

金長実=大韓民国はアジア時代に巨大になった中国への経済従属、日中との激しい技術競争、安保の脅威という3大危機に直面している。一流国家に進むためには必ず南北統一が実現しなければならない。我々の社会内部の大和合、文化と制度の大革新、精神的・物質的な大飛躍が強く求められる。


文明中心の東アジアへ…韓国、精神・物質的な大飛躍が必要(1)

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