【中央時評】張成沢事件:荒波の韓半島(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.19 13:44
2013年12月、世界は特別な2件の死を迎えた。一つは深い哀悼と尊敬で、もう一つはぞっとするような衝撃と驚きで。
マンデラと張成沢(チャン・ソンテク)の劇的な人生と死は、このように地球村の目を集中させた。特にナチ全体主義の登場から80年を迎える今年、2件の死を見る欧州の目は普段と違った。ナチ政権掌握80周年の現場で迎える韓国戦争(朝鮮戦争)終戦60周年は、韓国市民の筆者に対し、人間が作った最悪の暴力の全体主義と戦争について、より深い省察を要求した。日常の反省行事に何度も参加し、人間の悪行を再三振り返ってみる理由だった。
1つ目は、ユダヤ人が連行されていく道の付近の教会が持つ連続祈祷だった。彼らがアウシュビッツと集団虐殺への行進を続ける時、何ごともなかったかのように食事をして祈祷をしていた人間と宗教に対する無限痛悔だった。参加者の目と涙は言葉なく深かった。