【コラム】日本に上陸した韓国式チャンポン?チャジャン麺…中華料理も「韓流」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.12 15:34
スープ皿で溺死するという西洋の話があるが、私はチャジャン麺(ジャージャー麺)でそうなりかけたことがある。学生時代、酒に酔っぱらって気がつくとある中華料理店だった。思わずその店に立ち寄ってチャジャン麺を注文したところ、そこに顔を突っ伏して寝てしまったのだ。ジャジャン麺まみれになった顔を主人がおしぼりで拭いてくれた記憶がある。チャジャン麺がどれほど好きならそうなるのだろうか。今でも私が一番好きなのはスパゲティではなくチャジャン麺だ。何かに悩んでいる時、私は中華料理店でこの食べ物一杯を注文して考えを整理する。箸で麺を口の中にかき込むうちに突然、絡み合っていた考えが解きほぐれたりする。
中華料理店で働く人たちはチャジャン麺をまかない食としてよく食べる。一度ソウル西小門(ソソムン)のペジェ飯店というところに行ったところ、支配人がお昼に大盛りを食べているのを見て、その店を無条件に愛したこともある。どれほど速く麺を飲み込んだのか、その素晴らしい食欲にその店のチャジャン麺の味を信じることになったのだ。私が知る限り、スパゲティ店やピザ屋、カムジャタンの店の従業員は自分が売る食べ物を特に食べようとしない。なぜ唯一チャジャン麺だけは飽きないのだろうか。血管に流れるという、病みつきになると表現するその食べ物であるゆえなのか。