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<フィギュア>キム・ヨナ、タンゴ曲で登場…負傷復帰後もプログラム難度は維持

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.06 13:27
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“フィギュアクイーン”のキム・ヨナ(23)が魅惑的なタンゴの女王に変身する。キム・ヨナは6~7日にクロアチア・ザグレブで開かれる大会「ゴールデンスピン・オブ・ザグレブ」で新しいシーズン・プログラムを披露する。キム・ヨナは大会に先立ち行った公式練習で、プログラムの一部を公開した。練習だったが右足負傷の後遺症はなく、特有のまとまりのあるジャンプと表現力で期待を高めた。

今大会で最も注目を集めているのは7日に公開されるフリースケーティング・プログラム。キム・ヨナはアルゼンチン出身のタンゴの巨匠アストル・ピアソラの楽曲『アディオス・ノニーノ(Adios Nonino)』をフリースケーティングの音楽に使う。情熱的でテンポの速いタンゴ音楽であるこの曲は、1959年に発表されて以来、フィギュア選手から愛され続けている。2008年世界選手権男子シングルで金メダルを獲得したジェフリー・バトル(カナダ)が当時ショート・プログラムで使用した曲でもある。しかし、4分10秒間続くうえ、ドラマチックな演技構成や体力が要求されるこの『アディオス・ノニーノ』は、女子シングルのフリースケーティングではやや敬遠されてきた。キム・ヨナも「フリースケーティング・プログラムのテンポは速くてかなりの体力が必要だ。完ぺきに滑れるようになるにはもう少し時間がかかるだろう」と話した。

 
それでもキム・ヨナは最後まで冒険を選んだ。これまで叙情的な曲をフリーの音楽に使用してきたキム・ヨナは、現役最後のフリーで成熟した美しいタンゴの女王に生まれ変わる。キム・ヨナは16歳だった2006~2007シーズンのショート・プログラムの使用曲に『ロクサーヌのタンゴ(El Tango De Roxanne)』を選び、当時ショート最高点(71.95)を獲得した。

キム・ヨナは今大会を控えて「技術要素のレベルチェックをしっかりやって補完すべき点を確認するのが大きな目標」と話した。負傷から復帰してまだそんなに経っていないが、オリンピック前の最後の実戦舞台ということで、難度は維持したまま計画したプログラムをそのまま滑る予定だ。

今大会には安藤美姫(26)、エリザヴェータ・トゥクタムィシェワ(17、ロシア)も出場する。安藤は2007、2011年世界選手権でキム・ヨナに勝っており、トゥクタムィシェワはキム・ヨナの後に続く「次世代フィギュアクイーン」に挙げられている選手だ。キム・ヨナは「2選手が今大会に参加しているので、適度に緊張して競技に臨める」と話した。

同じ時期に福岡ではライバルの浅田真央(23)が国際スケート競技連盟(ISU)のグランプリファイナルに出場する。浅田は今月4日に「トリプル・アクセル(空中3回転半ジャンプ)をプログラムでもう1回やってみるつもりだ」と明らかにした。自身の得意技であるトリプル・アクセルを1つでも入れてキム・ヨナに勝とうという考えだ。

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    キム・ヨナ(23)。
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