フィギュアスケートのキム・ヨナが完ぺきな復活に成功した。２０カ月ぶりの復帰戦で最初の山場を軽く越えた。グランプリファイナルでトップに立った浅田真央がショートプログラムで取った点数より高い点数を得た。

キム・ヨナはドイツのドルトムントで８日に開かれたＮＲＷ杯シニア女子シングルショートプログラムで７２．２７点を取った。７日にロシアのソチで開かれたグランプリファイナル女子シングルショートプログラムで浅田真央が取った６６．９６点より５．３１点高い点数だ。今回の大会でキム・ヨナの優勝は既定事実だった。キム・ヨナは２０１４年のソチ冬季五輪出場という目標に向かって走っている。この日の競技でキム・ヨナは大きなミスもなく「バンパイアのキス」のヒロインを演じた。教科書通りのジャンプの実力はそのままで、難しいと話していたスピンも水準級だった。

目標にした技術点２８．００点を軽く上回る３７．２４点を取った。これは浅田真央が前日のグランプリファイナルで取った３５．０２より高い点数だった。キム・ヨナが試みた技が浅田真央より技術が高かったという意味だ。芸術点でも３５．０３を取り、３１．９４点の浅田真央より優れていた。グランプリファイナル優勝者の浅田真央もキム・ヨナの点数に達していないのだ。完ぺきな復帰戦を行ったキム・ヨナは９日午後、「レ・ミゼラブル」のテーマ曲でフリープログラムを演じる。