韓豪FTA妥結…自動車・家電製品、発効後直ちに無関税
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.06 09:37
韓国と豪州の自由貿易協定(FTA)が妥結した。2009年5月に交渉を開始してから4年7カ月だ。FTAが発効されれば、豪州は韓国と11番目のFTA協定国になる。尹相直(ユン・サンジク)産業通商資源部長官は5日、政府果川(クァチョン)庁舎で記者会見を行い「4日インドネシアのバリでアンドリュー・ロプ豪州通産長官と会談を持って、韓豪FTA交渉が実質的に妥結したことを確認した」と明らかにした。尹長官は「一部の技術的事案についての協議と協定文全般についての法律的な検討作業を進めた後、協定文への仮署名を来年の上半期中に行う」と付け加えた。これに伴い両国で国会批准の手続きを予定通りに終えれば、早ければ2015年に韓豪FTAが発効される見通しだ。
両国は現在、交易中の大多数品目についての関税を豪州は5年以内に、韓国は8年以内に撤廃することで合意した。豪州とのFTAで最も大きい収穫は、輸出の主な品目である自動車とテレビ・冷蔵庫といった家電製品、電気機器、一般機械の大部分に賦課される関税(5%)を直ちに撤廃するという点だ。自動車部品も3年以内に撤廃する。自動車関税をすぐに撤廃する条件でFTA交渉が妥結したのは今回が初めてだ。また、コメや粉ミルク・果物・大豆・ジャガイモといったデリケートな品目は開放対象から除外した。