新党旗揚げ宣言の安哲秀議員、“三重苦”どう乗り越えるか=韓国(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2013.12.01 12:12
安哲秀(アン・チョルス)議員が先月28日、「国民とともにする新政治推進委員会」の設立を宣言し新党旗揚げを公式化した。安議員自ら新党旗揚げについて明らかにしたのは今回が初めてだ。だが、依然としてその内容はあいまいとの指摘が出ている。新党旗揚げを準備するという話に新鮮さがない上、一緒にやる人たちや旗揚げロードマップを具体的に明らかにしていないためだ。こうした安議員の動きの裏には大きく3種類の悩みがあるというのが政界の分析だ。
安議員の最初の悩みは新しい政治を象徴する斬新でありながらも重量感のある人を迎え入れるのが容易ではないという点だ。特に現職議員の中で合流する意向を明らかにした議員はほとんどいないことが問題だ。安議員周辺の人たちは「やりたいという人は多いが、実際に連れてきたい人にはその意向がない」と口をそろえる。野党のある関係者は、「期待を抱いて安哲秀新党に合流した組織専門家が『実際に行ってみたらB級でもなくC級ばかり集まっている』と吐露した」と伝えた。新党支持率が特に高い全羅北道(チョンラブクド)地域のある民主党関係者も、「新党支持率が民主党の2倍を超えるが、人物で行けば新党が不利だろう。民主党公認から落ちた人ばかり新党に集まる状況のためだ」と診断した。