【社説】度を超えたある神父の「延坪島砲撃発言」=韓国
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2013.11.24 13:22
北朝鮮の延坪島(ヨンピョンド)砲撃3周年を1日前にした22日、天主教正義具現司祭団全州(チョンジュ)教区所属のパク・チャンシン神父が時局ミサでしたという発言は衝撃的だ。「NLLで韓米が軍事訓練をすれば北朝鮮としては撃つほかない」というのが発言要旨だ。北朝鮮の延坪島砲撃事件を説明しながらだ。彼はまた、「日本が独島(ドクト、日本名・竹島)で訓練すれば韓国の大統領は砲撃すべきで、撃たなければ問題がある」とも話した。一言で北朝鮮の延坪島砲撃は正当だという主張だ。韓国の国民となった人として目と耳を疑った。群山(クンサン)でなく平壌にある長忠(チャンチュン)聖堂からでも出てくる話が全州教区所属の神父の口から堂々と出てきた。
これまで正義具現司祭団は国民の常識とかけ離れた言動を何回もしてきた。大韓航空機爆破犯の金賢姫(キム・ヒョンヒ)が偽物だとし、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権の調査の結果そうした主張は虚偽と明らかになった後も謝罪もしなかった。哨戒艦沈没も北朝鮮の仕業ではないと強弁した。そうした中で出てきた今回の発言こそとんでもない水準という批判を受けるほかない。過去の軍事独裁政権時代に正義具現司祭団が民主化にそれなりに寄与したのは事実だ。司祭団の勇気ある行動が国民の憤怒ともどかしさを和らげ共感と支持を得たので可能だったことだ。