【社説】韓国に短時間労働・高賃金時代が到来する
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.11.27 15:04
労働市場のパラダイムが急変している。これまで韓国経済は長時間労働と勤勉、教育熱で成長潜在力を高めてきた。しかし勤労基準法が制定され、60年ぶりに勤労環境が大変革を迎えている。低賃金・長時間勤労体系を高賃金・短時間形態に完全に変える約180件の法案が国会に上程されている。通常賃金の拡大、勤労時間の短縮、最低賃金の現実化、育児・出産休暇の拡大、定年延長などが目の前の現実となったのだ。
企業としては頭を悩ませる課題を一気に抱えることになった。しかし先進国に進むためには避けられない部分だ。変化した環境に適応できなければ淘汰されるしかない。政府は新しい勤労条件が雇用率70%達成に役立つという立場だ。しかし勤労時間が減り賃金が上がるだけに、生産性の向上がなければ、企業は海外に抜け、雇用が減るという副作用を招くことになる。