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「海外の優秀な頭脳を連れて来ることが韓国の生き残る道、だが現実は…」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.05.22 10:07
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「世界最高の科学者・エンジニアを韓国に連れてきて、大企業研究開発(R&D)センターは海外に移転しなければならない」。アメリカ航空宇宙局(NASA)のシン・ジェウォン局長補(54)は21日、韓国技術が世界化されるためには海外のR&Dの優秀人材を韓国に連れてくることを優先されなければならないと強調した。

韓国の産業通商資源部が主催し韓国産業技術評価管理院が主管する『Kテック グローバルR&Dフォーラム』の基調演説のため帰国した彼に21日会った。彼は「グローバル知識財産(IP)競争がますます激しくなるだけに、国内外のR&D投資を通じて技術共同開発を伸ばさなければならない」として「海外の頭脳を連れてきて中小企業と共同研究開発するようにして、大企業の研究人材は海外に出て行って海外企業と共同開発する形で競争力を育てなければならない」と強調した。

 
米国国籍のシン局長補(韓国の職制で次官補級)はNASAの序列では3番目として航空研究部門を総括する。延世(ヨンセ)大学機械工学科を卒業後にバージニア工科大学で博士学位を取得し、1989年にNASA研究員として入社した。

--海外からの人材誘致がなぜ重要なのか。

「そうしなければ生き残れないからだ。米国と比較した時に韓国の最も大きな問題点は人材流入の不均衡だ。米国が今までうまく発展してきた最も大きな理由は、1960~80年代初期に米国に留学してきてそのまま留まった外国の人材が多かったからだ。同時に安い労働力も流入した。それで人材流入の均衡が合った。一方、今の韓国は外国人の人材流入は多くなっているけれど、安い労働力側に流入しているだけで高級人材の流入は珍しい。この不均衡を解消することができなければ労働市場はもちろん、深刻な社会問題が生じうる」。

--R&Dの世界化水準をどのように評価するのか。知識財産・特許が多ければ良いのか。

「NASAも最も多く悩んでいる部分だ。私が自ら確立したのは3種類だ。産出量(output)と結果(outcome)、影響力(impact)だ。論文の掲載数、研究結果の論文化が1次的な“産出”ならば、それを通じていかに多くの会社がその研究結果を受け入れたのかが“結果”になりうる。そしてその結果を通じて実際に不良率がどれくらい減ったのかが“影響力”だ。この3つを全て考慮してこそ正しい評価が可能だ『韓国にもノーベル賞受賞者が出てくるときが来た』『特許がいくつだ』というが、実際それはひとつも重要ではない。ややもするとパフォーマンス効果があることだけに集中研究する副作用を生む。全体的な商品の寿命と生涯周期を考慮して大きな絵を描けることが重要だ」。

--韓国の研究陣にしたい話は。

「韓国の研究者に強調したい話は『国に貢献できなければ1ドルももらってはいけない』ということだ。お金がないと不平を言うな。国に必要な研究をすれば、政府の決定者たちが国のためにその研究を支援するだろうということを信じなければならない。基礎科学・産業技術育成投資として政府が支援する時に『私が当然受けなければならないお金だ』と感じてはいけない。またNIH症候群(Not invented Here、集団内部の団結が強固になって外部の新しい見解やアイディアを排斥するようになる現象)も警戒しなければならない」。

--政府の役割は何か。

「課題の選定過程を徹底して公開し、産業・学界・政府の関係を強固にする橋渡し役をしなければならない。産業界と学界は、材質の違う生地と似ている。その生地をうまく組み合わせて針仕事をするのが政府の役割だ」。

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