労働時間週68時間から52時間への短縮強行=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.10.08 13:30
韓国政府と与党が7日に政府与党協議を開き、1週間当たりの最大労働時間を52時間に減らすことを再確認した。現在は休日労働16時間と延長労働12時間、法定労働時間40時間を合わせて1週間当たり労働時間は68時間に制限されている。政府と与党の案は休日労働を延長労働に含ませることで1週間当たりの総労働時間を52時間に制限するということだ。
この日セヌリ党の金聖泰(キム・ソンテ)議員は政府与党協議終了後、記者らに「2016年から2018年まで企業規模により段階的に休日勤務を延長労働に含ませる方策を推進することにした」と明らかにした。これに対し雇用労働部の鄭賢玉(チョン・ヒョンオク)次官は、「いつからどのように施行するかは労使政間で議論がさらに必要だ。賃金体系改編をはじめとして議論すべき付随的な事案が多い」と話した。
休日労働時間を延長勤務に含ませる案は昨年1月に当時のイ・チェピル雇用労働部長官が初めて公論化した。その後大統領職引き継ぎ委員会を経て水面上に浮かび上がった。イ前長官が公論化してから1年9カ月余りにわたり労使政が協議を進め、現在は労働時間を短縮すべきということにある程度の共感が形成されている。ただ労働時間短縮にともなう賃金減少、生産性向上のような軟着陸策をめぐって労使間で対立中だ。