「張成沢が執権すればいまよりいいはず」…密かに話す北朝鮮住民(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2013.11.17 11:55
咸鏡北道(ハムギョンブクド)に住むパク氏は、「また再び杭に立たせ(銃殺刑)民衆は生きるのがますます厳しくなる。かつては南朝鮮と関係が良くなり期待が大きかったが、それも水泡に帰し、いまでは上が話す言葉はすべてうそだとこりごりしている。核だ、ミサイルだと騒がず、その金でコメでも与えたら良いと一様に話している」と伝えた。また、「国民も張成沢は大丈夫だと考える。それでも金正恩よりはましではないかという意見だ。われわれはだれになってもしっかり食べられ良い暮らしができるようになればそれでいい。昔のように忠誠心やそうしたことで騒ぐ人はばかにされる」とため息をついた。
NK知識人連帯のキム・フングァン代表は張成沢浮上の可能性に対し、「彼が隠れた実力者として位置づけられてきているようだ」と話す。しかし彼は「金氏世襲につながる構造で過半を集めるには時間がかかる。また、抗日闘士の家系ではないという問題がある。本当に老練な人ならば政権への野心がないということを見せなくてはならないので金正日の3回忌までは待たないだろうかと考える」と話した。続けて「党と軍が張成沢をあがめており、時間は予想と違い早まる可能性もある。現実主義者で実利主義者である張成沢が政権を取れば南北関係は良くなるだろう」と予想した。