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中国を牽制…米国・日本はフィリピンに大規模支援(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.11.15 08:54
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クリスチャンサイエンスモニターは「フィリピンでの米国の影響力強化を主権侵害と見なして反対する人たちが多かったが、米海兵隊員が救援物資を運ぶ場面はフィリピンの世論を変えるのに十分だ」と分析した。フィリピンだけでなく東南アジア全体に「自然災害という“非伝統的安保脅威”でも米国が理想的な同盟だという認識を抱かせる」ということだ。

極右的な動きで隣国の批判を受けている安倍晋三日本首相にとっても、フィリピン救援は国際的なイメージを刷新できる契機になるという分析が多い。安倍首相としては、フィリピンで自衛隊の役割強化を見せ、平和憲法改正のための名分を積むという思惑もあるかもしれない。ロイター通信は「海外での自衛隊のこうした非軍事的活動の拡大こそ、安倍首相が話す核心」と説明した。

 
一方、中国は今回、フィリピンとの外交的葛藤による不満をそのまま表した。南中国海(南シナ海)スカボロー礁(中国名・黄岩島)の領有権をめぐり中国と対立しているフィリピンは年初、国際海洋法裁判所に中国を提訴した。

中国も米国を背に強硬な立場を見せるフィリピンに対し、冷たい態度を見せた。楊潔チ外交担当国務委員は最近、東南アジア諸国連合(ASEAN)の外相と会いながらも、フィリピンだけは除いた。中国は葛藤が深まる前の2011年、フィリピンが熱帯暴風で被害を受けた当時、100万ドルを出した。しかしこうした政治的な理由のため人道的支援を制限するのは、国際社会の一員として責任ある態度ではないという評価だ。

米誌タイムは「中国が今になって追加支援をしても、すでに国際社会にけちな姿として映った点は取り返しがつかないだろう」と指摘した。


中国を牽制…米国・日本はフィリピンに大規模支援(1)

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