孫基禎の優勝の瞬間、ドイツ放送は「韓国人学生」と呼んだ(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2013.11.13 17:23
4.水供給受けた地点は最低2カ所
孫基禎は走っていた間に水を全く飲まなかったと言われていた。彼は自叙伝に「ビスマルクの丘に上がると看護婦が水をすすめてくれ、口を1度洗って吐いた」と記録した。しかし写真資料では孫基禎が少なくとも2カ所で水を供給されたことを示している。まず看護師が渡した水のコップを口につける写真が1枚ある。この写真は孫基禎の自叙伝にも載っていた。オリンピック公式記録645ページには日本人関係者が渡した水のコップを口につけている写真がある。39キロ地点で撮影されたという。当時マラソンコースには概略3キロ間隔で15カ所に給水台が設置された。写真の(2)は初めて紹介される大会運営資料の中の1つで、給水台の位置を示している。孫基禎は33.2~34.2キロ地点にある13番目、40キロ地点を前に設置された最後の給水台で水を供給されたのだろう。