孫基禎の優勝の瞬間、ドイツ放送は「韓国人学生」と呼んだ(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2013.11.13 17:22
11月15日はマラソンの英雄、孫基禎(ソン・キジョン)の命日だ。2002年に亡くなったから、いつのまにか11年目だ。彼は韓国人で最初のオリンピック金メダリストだ。2013年現在までオリンピック男子マラソンにおいて日本の唯一の優勝者でもある。彼の業績は1936年ベルリンオリンピック マラソン競技で2時間30分の壁を破ってオリンピック新記録を樹立して金メダルを獲得したのだ。これは日本の帝国主義の強占統治のもとに置かれた同胞の鬱憤を晴らす一方、民族意識を新たに鼓吹させたという意味もある。
「歴史的人物」孫基禎は多くの著述家や研究者から注目を浴びてきた。多くのテーマは孫基禎の歴史的意味と民族意識、日章旗抹消事件など主に人文・社会学的な検討と評価に集中した。「マラソン選手」孫基禎についての研究はなかった。