文房具店で販売の「読書スタンド」キットで技術の授業…韓国では工学教育も消える
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.11.11 16:11
米国国立研究委員会は今年、次世代科学標準を発表し、4大核心テーマ(Disciplinary Core Ideas)に「物象科学」「生命科学」「地球・宇宙科学」とともに「工学・技術および応用」を挙げた。科学教育の概念の中に、科学的な原理をもとに現実の中の問題を解決する工学・技術を含めたのだ。米国は1990年代「STEM(科学・技術・工学・数学)教育」という用語を初めて作って使用した。それだけ基礎科学とともに工学・技術の重要性を強調してきたのだ。
しかし韓国ではまだ小中学校教育課程に工学概念が定着していない。工学専門家を対象にしたアンケート調査によると、回答者の大半が工学の核心概念に設計(71.8%)と創意性(70.9%)を挙げた(韓国科学創意財団、2013年)。しかしこうした概念が学校の正規教育課程に十分に反映されているかという質問に対しては、69.2%が「そうではない」と答えた。学校の教育が生徒に工学に対する興味を与えず(66%)、理工系進路の決定に役立たない(62.4%)ということだ。