【中央時評】バラク・オバマ大統領への手紙(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.11.06 15:08
最も苦痛を受ける国は日米と中国の間に挟まれた韓国です。どちらか一方を選択しろというのは過酷な注文です。米国は4万人以上の花のように美しい青春が韓国戦争(1950-53年)に命を捧げた血盟です。製造業が強い韓日中は強力な国際分業構造で細かくつながっています。民主化と産業化の実現を支援してくれた3カ国と今のようにうまく過ごしたいと思っています。
貴下は自叙伝『大いなる希望を抱いて』で、「軍事力は米国の利益を増進させることができる数多くの道具の一つにすぎない」とし「広い意味の思想戦争で勝つには国際世論も考慮しなければいけない」と主張しました。そしてイラク戦争を終息させ、ブッシュ政権の8年間、財政悪化の主犯だった国防費の急騰にブレーキをかけました。哲学と信念を現実にした勇気に全世界は支持を送りました。今はアジアパラドックスを多者構図で解いていこうという朴槿恵(パク・クネ)大統領の北東アジア平和協力構想も執務室の机に載せることを望みます。