【中央時評】バラク・オバマ大統領への手紙(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.11.06 15:06
韓国人は会えば「アンニョンハシムニカ(Are you in peace?)」と温かくあいさつします。別れる時は「アンニョンヒ・カシプシオ(Go in Peace!)」または「アンニョンヒ・ケシプシオ」(Peace be with you)といいます。後に建国大統領となった李承晩(イ・スンマン)博士が1941年、軍国主義日本の米国侵略を警告した著書『日本内幕記(Japan Inside Out)』で紹介した内容です。力がないため常に受難を経験し、お互い安危を心配する切ない心が日常のあいさつ法として定着しました。太平洋の向こうの大統領に心からあいさつします。アンニョンハシムニカ。
そうです。韓国人は平和(peace)を愛します。ところが北東アジアの勢力均衡の変化で強大国間の領域争いや駆け引きが繰り広げられる度に、侵略と植民地、分断と戦争の苦痛を経験しました。そのためか庭で犬がほえる声だけでも、助けに来た客か、危害を加える侵入者かを正確に知ることができます。苦痛の歴史が残した涙ぐましい能力です。