金正恩「サイバー戦は万能の宝剣」、3大戦争手段として運用(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.11.05 08:56
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記がサイバー戦を核・ミサイルとともに3大戦争手段と規定し、インターネットとソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などを通じた対南心理戦やハッキングに注力していることが明らかになった。専門担当部隊であるサイバー司令部も創設し運用中であると把握された。国家情報院の南在俊(ナム・ジェジュン)院長は4日、国会情報委員会による国政監査でこうした内容を含んだ北朝鮮のサイバー戦の実態を報告したと情報委員会与野党幹事であるセヌリ党趙源震(チョ・ウォンジン)議員と民主党鄭清来(チョン・チョンレ)議員が伝えた。
南院長はサイバー戦に対する金第1書記の言及内容を紹介した。金第1書記は「サイバー戦は核・ミサイルとともにわが人民軍の無慈悲な打撃能力を担保する万能の宝剣だ」と話したという。特定懸案に対する金第1書記の直接的な言及内容は情報収集源保護のため秘密に厳格に管理される。南院長がこれを情報委員会で公開したのは与野党の議員に北朝鮮のサイバー戦の深刻性を知らせようとする意図とみられる。南院長は先月には金第1書記が内部的に「3年以内に武力統一をする」と豪語しているという情報を情報委員会に報告した。