韓国の社会葛藤、OECDでトルコに次いで高い…経済損失246兆ウォン
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2013.11.04 13:49
各種国策事業をめぐる社会的葛藤はすでに韓国社会に深刻な経済的損失を招いていることが明らかになった。サムスン経済研究所のパク・ジュン首席研究員が8月に「国民大統合シンポジウム」で発表した研究結果によると、韓国の社会葛藤水準は経済協力開発機構(OECD)27カ国で宗教紛争が起きているトルコに次いで高いと分析された。
また、社会葛藤にともなう経済的費用は年間82兆ウォンから最大246兆ウォンに達すると推測された。今年の韓国政府予算342兆ウォンの72%に達する数値だ。経済的費用には民間部門の資本投資抑制、優秀人材の海外流出にともなう人的資本損失、マクロ経済政策の変動性増大によるインフレ進行、経済成長に必要な公共財供給不足などが含まれた。パク首席研究員は、「韓国の社会葛藤指数がOECD平均水準に改善されると、1人当たり国内総生産(GDP)が7~21%増加する効果をもたらすだろう」との見方を示した。