韓国のおもちゃメーカー、現代車と提携して変身ロボット製作…日本など期待(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.11.01 15:34
それと共にチェ代表は、創造経済に対する自身の所信を展開した。要するに「創造経済は世の中になかった新天地を切り開くのではなく、これまでのなじんだ商品に『第2の生命』を吹き込む作業」という持論だ。韓国内で2000万個売れた孫悟空の代表ブランド「メタルベイブレード」「トッププレート」などは伝統遊具のコマを現代的な感覚で再解釈した商品だ。人気商品「クロスファイトビーダマン」も40~50代の大人たちが幼い頃に楽しんだビー玉遊びを応用したものだ。変身ロボットもやはり特許一つない平凡な商品だが、販売量では世界的にいつも首位圏を占めている。このように開放された技術を消費者がさらに親しめるようアップグレードして価値を創り出すことが創造経済だという説明だ。
小学校中退の学歴が全てというチェ代表は、1974年にヒョプソン実業という名前で事業を始めた。今年で40年目を迎え「玩具大統領」というニックネームまで得たが、今まで彼はただの一度も政府政策資金を支援されたことがない。チェ代表は「おもちゃに対する社会的認識が低いだけでなく斜陽産業という先入観のためのようだ」として「これからはアプローチの方式を変える時」と強調した。今後の成功キーワードは「拡張」と「融合」であり、実際に自動車が玩具に、玩具が再びゲーム・アニメーションと組み合わせれば世界市場でも十分に競争力があるということだ。チェ代表は「世界的なエンターテインメント企業である任天堂も、もともとは花札を作っていた会社だったという事実を思い出せば良い」として「昔も今も家族が共に楽しむ遊び文化が存在するのだから、玩具も創造経済時代の主役になるのに不足ではない」と自信をのぞかせた。
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