汚染水発言、巧妙に変える安倍首相
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.10.23 09:03
「全世界を相手に嘘をつくことではないのか」という論争を生んだ日本の安倍晋三首相の福島第1原発汚染水関連発言が、少しずつ変化している。朝日新聞は22日付の記事で、2020年オリンピック開催地決定のための9月初めの国際オリンピック委員会(IOC)総会の最終プレゼンテーションでの発言と、21日衆議院予算委員会の答弁を比較して「国際的公約と受け止められた首相の発言が変わった」と指摘した。
安倍首相は21日、自民党の塩崎恭久議員の質問に対して「全体的に状況はコントロールされている」「汚染水の影響は福島第1原発港湾内でブロック(遮断)されている」と答えた。IOCでの回答だった「完全にブロックされている」から“完全に”という部分が抜けて「状況はコントロールされている」という答弁には“全体的に”という説明が新しく入った。度重なる汚染水の流出にもかかわらず「完全遮断」などと言って自信満々だった安倍首相が、少しずつ尻尾を下ろしているということだ。彼は国会が招集された15日から巧妙に変化させた答弁をしている。