【社説】延々と終わらない原子力発電所の不正=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.10.18 13:20
原子力発電所の不正の弊害が終わらない。建設中の新古里(シンゴリ)原子力発電所3・4号機に使われたケーブルが全て不良だと確認された。約900キロメートルのケーブルを敷き直さなければならない。このうちの制御ケーブルは原子力発電所の核心部品だ。原子力発電所に事故が発生した際に原子炉を冷却させる信号を送る役割をする。このケーブルが正常に稼動しなければ、些細な事故が大災難を招く可能性もあるという。部品の全交換でそれぞれ来年夏と2015年に稼働予定だった新古里3・4号機の竣工が1年以上遅れることになった。2つの原子力発電所の発電容量はそれぞれ140万キロワットだ。これに伴う被害と損失はとても話にならない。
今のところ来年も熱い夏、寒い冬を過ごさなければならない。今夏35度を超えた猛暑を、韓国国民はうちわ1つで耐えなければならなかった。尹相直(ユン・サンジク)産業通商資源部長官は当時「来年はこうしたことが無いようにする」として「今年だけは苦痛に耐えて節電してほしい」と国民に訴えた。このような大言壮語は内心、新古里3・4号機の竣工を念頭に置いていたためだろう。ところでこれは何なのか。長官は口が10個あっても話す言葉がなくなった。