【寄稿】「故郷の家・東京」の設立を助けよう(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.10.11 13:31
先日、韓国社会福祉法人代表者協議会の政策諮問委員長の資格で日本の大阪と京都を2泊3日の日程で訪問した。大阪と京都の社会福祉関係者との懇談会とともに、京都にある「故郷の家」という在日韓国人高齢者の老人ホームを訪問し、施設を視察する機会があった。施設設立の主体である「社会福祉法人こころの家族」の役職員と高齢者のための施設福祉制度に関する韓国と日本の違いについて議論した。関心を引いたものの一つが、現在運営中の堺・神戸・大阪・京都の「故郷の家」設立背景と、2014年2月に着工予定の「故郷の家・東京」の設立計画だった。
最初の施設「故郷の家・堺」が設立された契機は、30年前の1983年、在日韓国人のための日刊紙・統一日報に掲載された記事だった。愛知県である在日韓国人の高齢者が死後13日目に発見され、別の高齢者は火災の中で救出されて治療中に死亡したが、遺族がいないため、遺骨を福祉事業所が保管するという内容だった。