静かに過ぎた北朝鮮労働党の創建日
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.10.11 10:41
北朝鮮が10日、大規模軍事パレードや別途の行事もなく静かな労働党創建63周年を送った。金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が崔竜海(チェ・ヨンヘ)総政治局長、李永吉(リ・ヨンギル)総参謀長、張正男(チャン・ジョンナム)人民武力部長ら軍指揮部を同行してこの日午前零時、金日成(キム・イルソン)・金正日(キム・ジョンイル)父子の遺体が安置された錦繻山(クムスサン)太陽宮殿を参拝したのが公式行事の全て。韓国統一部の当局者は「北朝鮮の党・政・軍の高位幹部は慣例的に新年初日と主要国家記念日の午前零時以降に錦繻山太陽宮殿を訪れている」として「今年が党創建と関連した整週年(10周年、20周年のように5や0で割り切れる年)ではなく、参拝のほかには特別な行事を準備しないものと見られる」と話した。労働党の党創建記念日(10月10日)は北朝鮮の最も大きな政治行事の1つだが、平年である関係で静かに過ごしたという説明だ。
代わりに北朝鮮は、労働新聞や朝鮮中央通信など官営メディアを通じて金日成・金正日父子に対する称賛と金正恩の参拝のニュースを大々的に報道した。労働新聞は昨年は2面に掲載された社説を1面全面で「金正恩同志の周りには数百万の朝鮮労働党員らと1000万の軍民が首領決死擁護の城塞・盾をつくっている」「元帥様(金正恩)の周りに団結し、再び団結しなければならない」として金正恩への忠誠を促してもいた。