4%台成長率が失踪…韓国、来年「新興国リスク」懸念(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.10.11 08:57
ただ、韓銀は新興国リスクが来年の韓国経済に対する見方を変えるほどではないと主張した。金総裁は「3.8%は韓国経済の潜在成長率に相応する水準であり、低い数値ではない」とし「経済活力が落ちると断定するのは適切でない」と述べた。
成長率が低下し、税収不足が深刻になるという懸念も過度な反応だという。シン・ウン局長は「内需で生じる税収は輸出に比べて2、3倍多い」とし「来年の成長率において内需の寄与度が今年より高まる見込みで、税収計画に及ぼす影響は大きくない」と話した。
しかし相次ぐ成長率の下方修正は、2年連続で2%台の成長に満足しなければならなかった韓国経済にはマイナスだ。また、韓銀と政府が世界景気の流れを過度に楽観的に眺めていた傍証ではないかという声も出ている。韓銀の今回の予測値は、3.8%だった従来の予測値を7月に4.0%に上方修正して以来3カ月ぶりに元の数値に戻したものだ。7月の予測当時もIMFは世界経済成長率を下方修正した。