【社説】韓国、経済に続き外交もサンドイッチ状態
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.10.07 11:12
「日米蜜月、試される韓国外交」。先週末の本紙1面トップ記事の見出しだ。今後軍事力縮小が避けられない米国が日本の軍事力強化を通じて中国をけん制するという立場なので韓国が日米と中国の間で困惑する境遇になったという内容だ。同日付の他の新聞も似た内容の記事を掲載するなど最近になって韓国外交の危機にスポットを当てる内容が各種メディアにしばしば登場している。何年か前から韓国経済が日本と中国の間に挟まれサンドイッチ状態になることを懸念する警告が相次いだが、今度は韓国外交がサンドイッチ状態になっているという分析が集中的に提起されている。
こうした変化は、経済成長に後押しされ軍事・外交的にも急速に勢力を拡張する中国とこれを牽制しようとする米国の間で「冷戦的戦線」がますます鮮明になっていることにともなったものだ。現在では米中間の競争と対立が前世紀の米ソ対立のように鋭く悪化はしないとみるのが多数意見だ。しかし当面の見通しと分析が今後10年後、20年後も合っていると言い切れないことが問題だ。領土紛争などで中国に対し強い警戒心を持つ日本が米国と中国の対立を促進するのもひとつの変数だ。