【社説】韓米同盟60周年の光と影
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.10.01 10:20
韓国と米国が相互防衛条約を締結してからきょうでちょうど60年となった。韓国戦争直後の1953年10月1日、卞栄泰(ピョン・ヨンテ)外務部長官とダラス米国務長官がワシントンで前文と6条からなる韓米相互防衛条約に署名した。それから60年の歳月が流れた。永遠の友人も、永遠の敵もない国際政治の現実でこのように長く軍事的に同盟関係を維持してきた事例は歴史的に多くない。米国が2国間軍事同盟を結んでいる国は韓国、日本、フィリピン、イスラエルの4カ国だけだ。
韓米同盟は韓半島平和の礎石だ。北朝鮮の挑発を防ぐ支えの役割をしてきた。米国の安保公約の上で韓国は急速な産業化と民主化を成し遂げることができた。南北が対立し強大国に囲まれた特殊な条件で韓米同盟の価値はどれだけ強調しても行き過ぎはでない。朴槿恵(パク・クネ)大統領が5月に就任後初めての訪問国となる米国でオバマ大統領と「韓米同盟60周年共同宣言」を採択したのも韓米同盟が持つ重要性のためだ。両国首脳は韓米同盟を多様な世界的問題で協力するグローバルパートナーシップへと発展させていくことにした。一方的依存関係から脱却し関心と利益を共有する対等なパートナー関係を指向しなければならないのは当然だ。