【中央時評】いったい李明博大統領はなぜ執権したのか1-(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.09.26 15:52
朴槿恵(パク・クネ)政権の大統領選挙公約の縮小をめぐり騒がしくなっている。政権発足初期の各種公約撤回の試みは、「約束・信頼・原則の政治」を重視してきた大統領の言動に背く。「国民との約束」履行を何度も強調してきた「準備ができている女性大統領」という言葉も色あせる。民主社会で選挙は約束の交換を意味する。すなわち政治的な契約条件としての公約は信頼の最小要件となる。
もし公約実践が不可能な状況を知りながらも公約の提示と履行を約束したとすれば虚偽の契約となり、不可能な状況を知らずに公約の実践を繰り返し話せば準備ができていなかったという点を証明する二重矛盾に直面してしまう。選挙公約は自ら提示した契約条件であるため、特定の政権と大統領に対する支持と反対を超える最も中立的な評価指標となる。