韓国の交通事故死亡率世界1位、不名誉の原因は…(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.09.23 13:16
江西区の幅9メートル未満の道路での交通事故比率は2010年の63.9%から2011年に79.0%に上昇した。死亡者も少なくない。昨年江西区で交通事故による死亡者は25人で、このうち21人が幅9メートル以下の生活道路で死亡した。江西区庁のファン・ギョンファン道路課長は、「再開発をすれば道路整備事業も一緒にできるが、江西区の多くの地域が高度制限に縛られており再開発は難しい。すぐに道路を広げることはできないため維持・管理をしながらスクールゾーンなどを設置している」と説明した。広域市の自治区では釜山(プサン)の金井区(クムジョング)が77.5%、海雲台区(ヘウンデグ)が67.6%と生活道路での交通事故比率が高かった。ソウル・陽川区(ヤンチョング)も昨年の交通事故の62.3%が生活道路で起きた。陽川区はすべての道路のうち幅12メートル未満の道路が占める比率が88%とソウルで最も高いところだ。
都農複合市の京畿道華城市(キョンギド・ファソンシ)は昨年交通事故死亡者81人のうち77.8%の63人が幅9メートル未満の生活道路と地方道で犠牲になった。昨年の交通事故死亡者は統合昌原市(チャンウォンシ)が90人で最も多かったが、幅9メートル以下の狭い道路での死亡事故が多かったのは華城市だった。地域が広い上に最近東灘(トンタン)新都市などが開発され農村地域の道路で大型貨物車の運行が増えているというのが華城市の説明だ。道路交通公団交通科学政策室のシム・グァンボ首席研究員は、「都市は一般道路から生活道路に進入する所で事故が多く、農村では路肩が狭い道路で歩行者が歩いていて事故に多く遭う」と説明した。