韓国の交通事故死亡率世界1位、不名誉の原因は…(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.09.23 13:15
韓国は経済協力開発機構(OECD)加盟国で交通事故死亡率1位(2010年基準)だ。人口100万人当たり死亡者114人。世界15位の経済大国の暗い影だ。昨年は交通事故死亡者5392人のうち57.4%に当たる3093人が歩道と車道が区分されていない幅9メートル未満の生活道路で犠牲になった。高速道路や広い道路よりも住宅地周辺の狭い道がさらに危険なのが韓国の現実だ。
12日、ソウル・禾谷洞(ファゴクドン)の住宅街の道路に宅配車両が音を上げて入って来た。歩道のない道を歩いていた3~4人の通行人はあわてて道端によけた。子どもの手を握って歩いていた女性は子どもを胸に抱きしめた。道の左右を歩いてみると8歩(5~6メートル程度)ほどだった。車2台がすれ違うのも容易でないところだった。昨年12月、この道で70代の女性が乗合車にぶつかり死亡した。乗合車が横の路地から出てくる女性に気付かずぶつかったのだ。3人の子どもを育てる40歳の女性は、「子どもたちが町内で遊ぶというと不安で簡単に許せない」と話す。