【社説】国民が胸をなで下ろした大邱駅3重衝突=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.09.02 13:14
もっと大きな事故につながらずせめてもの幸いだ。先月31日に大邱(テグ)駅で発生した列車3重衝突は人命被害こそ発生しなかったが、事故の性格から見るとややもすると大惨事につながりかねなかったという点でひやりとする事故だった。
これまでの調査によると事故原因は人災に重点が置かれている。事故を起こしたムグンファ号の旅客専務は停止信号が出発信号に変わっていない状況で無線機で機関士に出発通知を送り、ムグンファ号の機関士は交信後に信号を確認せずに列車を出発させたことが明らかになった。その結果、上り線のムグンファ号は少し先に上り線を走行していたKTXの側面に追突し、このためにKTXの一部車両が下り本線に脱線し、ちょうど駅に入ってきた下りKTXが脱線した車両とぶつかる初めての3重衝突が発生した。