「金剛山問題が先」北朝鮮の要求は拒否…観光再会会談は受け入れ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.08.21 10:04
韓国政府が20日、金剛山(クムガンサン)観光再開に向けた当局者会談に対する立場を定め北朝鮮に通知した。23日に秋夕(チュソク、9月19日)を契機とした離散家族再会に向けた赤十字実務会談を行い、金剛山観光再開問題は1カ月余り後の来月25日に議論する案だ。北朝鮮が18日に離散家族再会会談に先立ち金剛山観光再開を議論しようと提案してくると韓国政府は一時苦悩した。離散家族再会と開城(ケソン)工業団地正常化に集中しようとしていたところに北朝鮮が金剛山問題まで持ち出したためだ。一部では金剛山観光をめぐる議論は拒否するだろうとの見方があったが、結局長考の末に「金剛山は離散家族再会後」という結論を出した。
問題は早ければ21日にも出される北朝鮮の反応だ。韓国側から金剛山観光会談開催の同意を得られた点に満足し再会に応じるなら幸いだ。しかし観光再開に執着し離散家族再会の契機まで壊してしまえば南北関係全般に暗雲が立ちこめかねない。双方は23日開催で合意した離散家族再会会談の場所をめぐっても「板門店(パンムンジョム)の南側地域」を求める韓国側と「金剛山」を求める北朝鮮側で張り合っている。