韓国の全天候型“デジタル・アイ”、アリラン5号22日発射…北核実験監視も
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.08.16 10:41
1週間後、韓国の「全天候型デジタルの目」が宇宙空間に浮かぶ。韓国の未来創造科学部は多目的実用衛星(アリラン)5号が22日午後8時39分(韓国時間午後11時39分)、ロシアから発射されると15日明らかにした。この衛星は先月初め、現地のヤスニ発射場に到着して最終点検中だ。
アリラン5号は、韓国衛星で最初に映像レーダー(SAR)を搭載した。地上550キロメートル上空からマイクロ波を放って戻ってくる信号の時間差を測定して映像化する装備だ。解像度は1メートル(縦・横1メートル大きさの物体を1点で表示)。精密光学カメラを搭載したアリラン3号(解像度0.7メートル)に比べて“視力”は落ちるが、昼夜間、天気に制約されず観測ができる。2月に北朝鮮が第3次核実験をした時、アリラン3号はしっかりとした現場写真を提供できなかった。実験場の上空に雲がかかっていたためだ。当時のキム・スンジョ韓国航空宇宙研究院長は「アリラン5号があったらきちんとした映像を得ることができただろう」と話した。開発費は総額2381億ウォン(約207億円)。映像レーダーだけは外国と協力して開発し、残りは全て国内技術でつくった。