【取材日記】だれのための「大鐘賞50年」なのか=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.08.08 13:17
ますますもつれる糸を見ているようだ。もつれた糸の絡み合いを解く妙手は見つからない。快刀乱麻の神工はないのだろうか。今年50年を迎えた大鐘賞映画祭の話だ。
知られた通り大鐘賞は韓国映画界最高の行事だ。1962年に始まり97年に通貨危機の余波で授賞式を開催できなかったのを除きその命脈を受け継いできた。2人の男女が聖徳大王神鐘を支えている形のトロフィーは監督・俳優が1度はほしいと思うほどの象徴だ。その上今年は大鐘賞50年。この半世紀の韓国映画界の成就を集約するという意味が大きい。