【コラム】「日本外し」をするのが能なのか(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.07.22 11:36
しかし思考の枠組みを変えてみよう。見えるものが変わる。このところ社会科学分野でも注目される「ネットワーク理論」は発想の転換を可能にする。この理論は「力とは他の行為者らとの関係から出る」という認識から出発する。情報や交流の通り道で位置さえしっかり押さえれば力が使えるという論理だ。さらに「ポジショナルパワー」という概念も出てくる。さらに注目されるのは非友好的な国の間で仲介者役さえしっかりやればまともに待遇されるという部分だ。昨今の北東アジアで韓国が平和仲介者役をできるのは2種類。米朝関係、そして日中関係だ。
このような時に韓国が日本を仲間はずれにし、ブラックホールのような中国の懐に飛び込むのは良いことはない。片方に傾いてどうして中堅国に見合った仲介者になれるのか。