【コラム】「日本外し」をするのが能なのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.07.22 11:32
この夏、韓国の文化界には“日本風”が激しく吹いている。
先頭には2人の「村上」がそびえ立つ。小説家の村上春樹とポップアーティストの村上隆だ。『1Q84』から3年ぶりに帰ってきた村上春樹の『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』は4週連続でベストセラー1位だ。漫画をポップアートとして具現した世界的作家の村上隆。彼の展示会を開いた美術館には普段より3倍の観客が集まった。日本の空襲はここで終わらない。精神病的幻覚を描いて有名になった草間弥生、アニメーションの巨匠宮崎駿の展示会も大盛況だ。これほどになれば文化界の真ん中で「日流」がひそやかに、なごやかに流れていると言っても過言ではないだろう。