ビキニから飛行機まで一人で複製…3Dプリンターが製造業の未来を変える=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.07.16 14:49
日本の3Dプリンター企業フォソテック(FASOTEC)は昨年、妊婦を対象にした商品を出した。磁気共鳴画像装置(MRI)に表れた胎児の姿を3Dプリンターを利用して造形物にしたのだ。「天使の形状(Shape of an Angel)」と呼ばれるこの商品は価格が10万円と高いうえ、胎児の姿がそのままで気味が悪いという反応があるが、注文は着実に入っている。
京畿道華城市は今月初め、6000万年前に生存していた恐竜のうちアンキロサウルスの頭骨の化石を3Dプリンターで複製した。韓国研究チームがモンゴルで発掘した化石で、後ほどモンゴルに返還しなければならない時期に備えて同じ形に複製したのだ。華城市の関係者は「以前は化石を見本にして型を作る過程があったが、今は3次元データを作って3Dプリンターに入れればよい」とし「本物を傷つけずに済む」と説明した。