【コラム】韓流と韓国、行く道はまだ遠い(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2013.07.12 14:35
ついこの前、米国のサンフランシスコに出張に行った時の話だ。アジア系米国人が多い所であるにもかかわらず、また、その「北朝鮮から来たのか、韓国から来たのか」という質問を受けた。賢く、修士学位があり、年俸で20万ドルをもらっているような人々だった。韓国に住んでいる私たちには話にもならない質問だが、この質問は依然として有効だ。これがまさに、韓流の行く道がまだしばらく遠いということを意味するのではないだろうか。彼らが知っている韓国についての事実は「南と北に分断された国」ということだけだった。不便な真実だ。
韓国人の母親と米国人の父親を持つ私は、非公式な韓国広報大使のように感じる時が多い。世界に韓国を知らせるトークショーの進行者を天職と感じて楽しく仕事をしている。そうするうちに、こうした状況がより惜しく感じられる。痛い真実を受け入れて冷静に分析しなければ、韓流はさらなる発展をすることはできない。