【噴水台】非常状況でも落ち着くための秘訣は?=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.07.09 14:09
静かな中で動く「静中動」があるのなら、動く中でも静かさを維持する「動中静」も考えることができる。体を激しく使うスポーツ選手、その中でも個人種目に必要な心掛けが「動中静」ではないだろうか。先日、ウィンブルドンテニス・ジュニア男子シングルス決勝の中継を見た。両選手が1時間45分の孤独な対決をどんな心境で臨んだのかが気になった。韓国テニス史上初のメジャー大会優勝というチャンスを惜しくも逃したチョン・ヒョン選手(17)は競技後、「大記録を考えないでおこうと努力した」と語った。平常心を保とうとしたということだ。
一日4、5時間ずつ4日続くゴルフ大会は言うまでもない。体力と技術は基本、重いプレッシャーにうまく対処してこそ好成績が得られる。好調だからと油断してもならず、不調だからと気落ちしてもいけない。苛立ちや焦りは最大の敵だ。63年ぶりとなるメジャー3大会連続優勝を果たした朴仁妃(パク・インビ)選手(25)が「平穏の女王(Queen of Serene)」と呼ばれる点は、いろいろと銘記するに値する。