<アシアナ機着陸失敗>着陸時の速度速かった…操縦ミスか、機体欠陥か
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.07.08 08:43
アシアナ航空機事故の原因が明らかになるには長くかからない見通しだ。疑問を解く決定的要因であるパイロットの証言とブラックボックスがすべて確保された状況であるためだ。事故の瞬間に対する乗客と目撃者の多様な証言も出ている。
これを通じて類推できる事故原因は大きく4種類だ。機体欠陥、パイロットのミス、気象など突発変数、故障した施設の影響だ。国土交通部のチェ・ジョンホ航空政策室長は、「現時点では事故原因を予断できない。現地に派遣された国土交通部事故対策班と米国家運輸安全委員会(NTSB)の合同調査を待つほかない」と話した。
原因としてまず考えられるのは機体欠陥だ。機体で欠陥を起こす部分はエンジン、重力制御システム、航法装置、ランディングギア、尾翼が挙げられる。事故機は1カ月前にサンフランシスコ空港でエンジンから燃料が漏れる問題が発見され1日以上整備を受けていたことがわかった。これに対してアシアナ航空の尹永斗(ユン・ヨンドゥ)社長は、「(事故前に)事故が起きそうだという案内放送はなく、正常な着陸準備放送もあった」として機体欠陥の可能性を否定した。